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英国の名靴ブランド「ジョージ クレバリー」CEOのジョージ・グラスゴーJr.の腕時計

ロンドンの靴職人が愛してやまないクラシックな名品たち。

ジョージ・グラスゴーJr.氏のビジネスは、クラフツマンシップのひとつだ。ロンドンのオーダーメイド靴メーカー、ジョージ クレバリーの2代目として、彼は世界でも最高級の靴を作るために必要な手作業を理解している。当然のことながら、彼はクラフツマンシップや時計製造の技術、そしてそれを実践する人々に対する同様の感謝の気持ちを持って、時計収集に取り組んでいる。靴と同じように、時計という趣味も父親から教わったものなのだそう。

「時計は、私にとって家庭生活と結びついています。父はロレックスに夢中でした」とグラスゴー氏は言う。「彼はコレクターではありませんでした。これまでいくつかの時計を所有してきましたが、それらは常に時代を超越したもの。日常的に身につけていたようです」。息子であるグラスゴーJr.氏は、腕時計を安全な場所に置いておくために買うのではなく、腕時計を身につけ、時間を合わせ、身につけることがコレクションの楽しみのひとつだという。

ロンドンの工房で同氏は、個々の職人によるハンドメイドの仕事に囲まれている。彼の高級時計への評価は、時の試練に耐える高品質なものを昔ながらの方法で作るには何が必要かを熟知しているからこそのもの。「私は人生のほとんどすべてにおいてそうなのです。個人で作られたもの、職人によって作られたものには、本当に目を奪われます」。パテック フィリップもまた、何世代にもわたる家族経営のブランドであり、特別な思い入れを持っている「何世代にもわたる世代交代がいかに難しいか、私は知っています。明らかに、パテックは驚異的な仕事をしています」。

彼のコレクションには、ジュネーブの名門時計メーカーが名を連ねており、彼の父親にまつわるロレックスもある。父ジョージ・グラスゴー・シニアは、「靴と時計を見れば、その人のことがよくわかるものだ」と言っている。「それがないと、せっかくのスーツも台無しさ。でも、いい時計といい靴があれば、すべてがうまくいくんだ」。


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